バリ島からスラバヤとクアラルンプールを経由して南インドへ
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バリ島から南インドへのフライトは11月28日だ。
2か月間のバリ島サヌールでの滞在を終えて南インドに向かう時のことだ。
11月25日夕方アグン山が噴火した。
11月26日はまだ通常運航だったが、風向きが悪かったのか、デンパサール空港は11月27日空港閉鎖になってすべての便が飛ばなかった。
閉鎖は一日だけだろうと思ったら自分たちの乗る日も閉鎖。
11月28日は朝から空港の運行状況をツイッターで確認していたが11月29日早朝まで閉鎖ということだ。
※ツイッター『I Gusti Ngurah Rai』でデンパサール空港の運行状況がわかる
空港閉鎖の記事(2017年11月28日)は以下
「Referring to the revision of Notice to Airmen (NOTAMR) num : A4298/17 on Nov 29th, 2017, herewith we inform you that due to the volcanic ashes of Mount Agung in Karangasem Regency, Bali, @baliairports will be closed Nov 29th , 2017 at 02.16 LT til Nov 30th, 2017 at 07.00 LT」
空港に行って振替便の依頼をしたら12月3日なら大丈夫だという。
60日間のVoAのVISA(到着VISA)も11月30日に切れる。
12/3のフライトなのでVISAの延長が必要になった。
自然災害のため特別に1週間の延長が認められる。
11月29日、まずデンパサールのイミグレーションオフィスに行った。
しかし、ここでは延長の手続きができないのでジンバランのオフィスに行けという。
ジンバランのオフィスでやっと延長手続きができた。
オフィス間の移動は配車サービスのウーバーにお願いした。
手続きに約2時間かかりそうだが、運転手は自宅が近いので終わったら迎えに来てくれるという。
しかしながら、手続きは30分で終わってしまった。
このまま待つのも大変なのでドライバーに電話をしようと近くのコンビニに行った。
残念ながら公衆電話は無く、レジのお姉さんにこのことを伝えると自分の電話を貸してくれた。
バリ島で体調を壊し、バリ島噴火そしてスケジュール変更である。
災難続きで心が折れそうな時に親切に触れ、妻は思わず涙していた。
こちらも思わず涙腺がゆるくなりそうだ。
海外にいるとさりげない親切に感動する。
再発行された12月3日のチケットも空港閉鎖になってフライトできるかわからない。
そのためジャワ島のスラバヤに行き、そこからマレーシアのクアラルンプールに行こうという別のルートを使うことにした。
デンパサール国際空港→クアラルンプール国際空港→コーチン国際空港のチケットは無駄になるが背に腹は変えられない。
バスだとひどいときは10時間以上かかるらしいがデンパサール国際空港からスラバヤのジュアンダ国際空港まで特別便を出しているらしい。
ただ、雨季のため、場合によっては道路閉鎖になったり、さらにフェリーに乗らなけらばならない。
スラバヤのジュアンダ国際空港は近いけど飛行ルートもあるとホームステイ先の奥様に教えてもらった。
11月30日にホームステイ先を出発して、デンパサール国際空港に向かった。
デンパサール・ジュアンダ間のフライトチケットを購入するためだ。
ライオン・エア、シルクエアー、シティリンク等、聞きなれない航空会社ばかりだったが、どの窓口も行列を作っている。
幸いなことに、シティリンクの12月1日の航空券を確保できた。
その日は、空港近くのホテルを予約していた。
ただ、夕方ホテルに着くと停電で真っ暗だった。
部屋の中もスマホの照明でかろうじてどこに何があるかわかる程度。
夕食のため道路に出ても、どこもかしこも真っ暗だ。
最後の最後までつきがない。
12月1日は昼前にデンパサール空港の国内線出発ロビーに向かった。
アグン山噴火の影響で足止めをくらった多くの人で混雑していた。
約1時間で無事スラバヤのジュアンダ国際空港に着くことができた。
スラバヤに着くと、ジョグジャカルタのプロモ山でも噴火があったとホームステイ先の奥様からメールが入っていた。
スラバヤから意外と近いらしい。
ここでも、ジュアンダ国際空港からクアラルンプール国際空港まで飛行機が飛ぶか心配になった。
スラバヤのホテルをアゴダで予約したが、どたばたして1回キャンセルしていた。
ホテルに着いてこのことを告げたが、キャンセルの取り消しは受け付けてもらえず、料金は2重払いになった。
何から何までうまくいかない。
南インドは諦めてクアラルンプールから直接日本に帰ろうかと話し合った。
病気をしたり、噴火にあったり、スケジュールが遅れたり、余計に費用がかかったりどうもついていない。
悪いことの連鎖を断ち切るため日本に帰るのがいいのではないかと思った。
妻が母親に電話をした。
「インドは行きたかったところでしょ!私だったら行くわ。」
と言われたようだ。
この言葉で我にかえり、2人で結論を出した。
「行けるところまで行ってみよう!」
スラバヤのホテルでクアラルンプール国際空港から南インドのコーチン国際空港までのチケットを購入した。
自分も今帰ったら、なぜか『負け犬』のような気がしていたのでなんとなく安心した。
クアラルンプールに1泊することも考えたが、午後3時に着いて夜の9時15分発のフライト便にした。
当初の予定では南インドのコーチン国際空港に到着する時間は早朝だったが、今回のフライトでは夜の10時40分着となり、ホテルに着くのは深夜になる。
少し不安がよぎった。
全電力を太陽光発電でまかなうコーチン国際空港から南インドの旅は始まった
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