『ロングステイフェア2018 in東京』でセミナーを聞いてきた・・・その1
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フェア当日、12時開場と同時に入り、18時に会場をあとにした(19時まで開催)。
ロングステイ先人気地域
国内(10位まで)
1位 沖縄
2位 北海道
3位 京都
以下東京・長野・神奈川・福岡・静岡・大阪・千葉の順
ロングステイというより、住みたい街の順位の印象を受ける。
海外(10位まで)
1位 マレーシア
2位 タイ
3位 ハワイ
以下台湾・フィリピン・オーストラリア・アメリカ本土・シンガポール・カナダ・ニュージーランドの順
やはり東南アジアや暖かいところが人気。
現実的な問題(お金の問題)が無ければアメリカ・カナダなど先進国希望があることが伺える。
一方、ヨーロッパはひとつも入っていない。
✩
会場に入るとすぐのところに机がおいてあり資料がたくさん置いてある。
気になるものを手に取って集めるとあっとう間にかさばって重くなってしまう。
国内・海外から数多くの出展があってにぎわいを見せていた。
ただ、会場全体をぎっしりと埋め尽くす感じはなくスペースに余裕が感じられた。
おととしは国内のロングステイ・クラブがいくつか参加していたように思うが、今回は皆無だった。
国内においては、北は北海道から沖縄までいろいろな団体が参加している。
海外のブースは、やはり人気のあるマレーシア・タイ・インドネシア・フィリピンが目立つ。
オーストリア・マルタの国からの参加もあった。
面白かったのはロングステイアドバイスコーナーが設けられていたこと。
あまりアドバイスを受けている人は見かけなかったが、もう少し主旨を説明する貼り紙でもあれば相談する人もいたように思う。
(有料なのか無料なのか不明?何をアドバイスするのかわからない!)
全体的に感じたのは、人の入りもまばらで今回のフェアの人気の無さが伺えた。
セミナーにおいても空席が目立った印象だった。
メールでセミナー予約をすると、数日で満席になったものもあったはずなのだが・・・。
✩
今回のセミナー、数多く準備されていてどれを聞くか迷うところ。
当初、インドネシア関連のセミナーを聞く予定だったが、12月中旬からマレーシアに行くことを決めたので、マレーシア情報を得られるセミナーに方向転換した。
(別記事で記載)
今回受講したセミナー(■印/※は講演者)
■ロングステイを楽しむための一工夫
※山田厚史氏(ジャーナリスト)
※大澤真氏(フィーモ 代表取締役)
※土生哲雄氏(第一交通産業 取締役)
3人の方々が各々フリートークをするというもの。
対話形式ではなく山田さん、大澤さんが語り、それを土生さんがまとめ役として最後に語るという面白いセッションだった。
参加する前に下調べをしていなかったのだが、山田さんは『サンデープロジェクト』『朝まで生テレビ』などTV番組に出演する方だった。
山田厚史氏(ジャーナリスト)
略歴 朝日新聞ロンドン・バンコク支局/経済記者を経験
内容
イギリス赴任中、階級によって言葉が違うということを知った
移住は腹を据えて行かないといけない
ちょっと長めの旅行は所詮旅行
旅行の景色と住んでいる景色は別物
何をしたいのか調べる
テーマを持つ
チャレンジする
移住して死ぬまでいるつもりの場合・・・どういう人間関係を作るか
日本から出て日本のことがわかる
海外にいると望郷の念がでてくる
大澤真氏(フィーモ 代表取締役)
自己紹介・・・沖縄が好き/沖縄ファンクラブ/泡盛クラブ
内容
現役時代は時間に制約がある
別荘はメンテナンスが大変で資産価値が下がる
同じところに何回も行く
バケーションオーナーシップ(タイムシェアープログラム)
5000以上の施設
ホテル並みのサービスがつく
3大ホテル マリオット・ヒルトン・スターウッド
飽きてしまう
イクスチェンジプログラムでどこでも使える
資産価値があり売買することが可能
買取制度あり
レンタルプログラムで利用しない時は貸す
日本国内では多くない
土生哲雄氏(第一交通産業 取締役)
ロングステイをルーティンにする
同じところに2年続けて行く
東京アメリカンクラブはイベントを積極的に提供してくれる
■夢、実現のためのロングステイセミナー ~ロングステイ財団によるロングステイ最新情報~
※ロングステイ財団
1992年 通産省認可で設立
●ライフスタイルの新しい潮流
ワークライフバランス
日本は世界トップの長寿国
課題は健康寿命
人生70万時間
33万の自由時間
人生87.6万時間
健康寿命延伸要件
・適度な運動
・食生活
・脱ストレス
季節型・渡り鳥型 避暑避寒 健康の維持
リフレッシュ型
家族同伴型
自己レベルアップ型
新しい生き甲斐の発見や交流を通して健康寿命の延伸
●海外ロングステイの最新情報
ロングステイとは 公式サイトを参照
暮らすように旅する・・・滞在型長期旅行
1000万人強
アジアが根強い人気
ロングステイを満たすスキーム・・・キーワード
『安・近・暖』
治安が良い
物価が安い
比較的近い
暖かい気候
医療設備が整っている
長期ビザがある
暮らしやすい良い生活環境
子供・孫の国際感覚を育むための親子ロングステイ
ゴルフ・ダイビングなどのスポーツ環境
タイ 観光ビザ 60日
年金ビザ 90日
ロングステイビザ 1年
タイランドエリート 5年マルチビザ
マレーシア mm2h 10年
ブルガリアを拠点に欧州を周ることが流行
費用
15万~19万円が一位で20万から24万円が2位
マルタ 22万円
オーストリア ウィーン 27万円
ニュージーランド・カナダ 35万円
宿泊施設
Airbnb
バケーションホテル
サービスアパート・コンドミニアム
長期滞在型ホテル
●夢のロングステイに向けて
相手国を尊重し理解する
積極性と好奇心
目的と予算の裏付けを
言葉
治安
医療
何をしたいか
目的の明確化
「フロント」「クレーム」「マンション」・・・通じない英語
現地情報のチェック・・・旅レジ
旅先の安全情報が届く外務省のメール配信サービス
ORRネット・・・オンライン在留届
在留届の提出は、外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する方が対象です
医療保険の正しい知識
海外旅行傷害保険
カード付帯保険
■biki> で効率良くホノルルを回ろう!
※トレース初美氏(ハワイHappy Hatsumi Yoga 代表)
去年(2017年6月)スタートしたサービス
自転車をレンタル
bike&wiki(速い)
現地ではビーキーという
ホノルルのバイクシェアリングサービス
24時間セルフサービスレンタル会社
100ステーション1000台の自転車
ステーション間の片道ライド
料金
旅行者
1乗車 30分 3.5ドル
300分 20ドル 有効期限なし
居住者
25ドル
15ドル
使い方
biki>ステーションのキオスクに行く
キオスクの画面で日本語を選択
プランを選択
利用規約を読む
クレジットカードで会計
画面に表示されるピンナンバーでロック解除
Redy to go
ハワイで自転車に乗る時の注意
かごに貴重品を入れない
鍵が無いので自転車を離れる時は注意する
バイクを借りる時にサドルの高さ調整
ベルが鳴るか確認
タイヤがパンクしていないか確認
バイクが壊れていたら戻して赤い修理マークボタンを押す
バイクを戻すとき、緑のランプがつくのを確認
お薦めのサイクリングコース
カカアコ゚ウォールマート
アラモアナ公園
キングストリート
知っておきたいハワイの治安
アラモアナ公園 女性暴行事件
アラモアナCTR 9歳少女誘拐未遂事件
カカアコ゚ 日本人夫婦暴行事件
(医療費が約500万円 海外旅行保険無し→帰国してすぐ日本の病院にかけこんだらしい)
アラモアナ アトキンソン通り 日本人を狙ったひったくり事件
子供は後ろを歩かせない・・・常に見えるように前を歩かせる
biki>のセミナーを受けて
ほとんどがbiki>の説明で公式サイトを見ればこちらの方がわかりやすい。
ハワイ・ロングステイの楽しみ方、どこに滞在するか、住んでいいところ、季節感、生活費等、もう少し工夫したセミナーであればためになると思った。
レンタサイクルはいろんなところでやっているので5分の解説で十分に感じた。
しかも30分で3.5ドルは料金設定が高く感じる。
地域によっては、過剰供給で成り立たなくなるとの報道も読んだ。
ホノルルのbiki>もいつもまで経営が成り立つかわからないので、もしハワイに行ったら「話のネタ」ついでに乗るのもいいかと思う。
✩
最後に
知り合いの旅行業者から
『ロングステイ』という言葉を登録商標にしている。
「だからロングステイという言葉が広まらない」と苦言を呈していた。
今回参加して思ったことは非常に勉強になり本当に役にたつフェアだと思う。
そして、ここにきてたくさんの情報も得ることができた。
『ロングステイ』というのは言葉であって、商標登録するということについてちょっとピンとこない。
財団は少しは利益追求も必要かもしれないが、基本的には公益事業なのだから。
収支報告書を見ても会員数は2千人程度と思われる。
そしてほとんどがLSフェアで稼いでいる印象を受ける。
会費を安くして、できるだけ多くの人に参加を呼びかけた方が良いのではとも思った次第。
いずれにしても、ためになるので来年も国内にいれば参加したいフェアだ。
✩
ロングステイ財団の発表
来場者数 7,955名
出展小間数 95小間
情報提供国・地域 38ヶ国・95地域
出展社数 77社・団体
ご参考
ロングステイ財団の前身は、シルバーコロンビア計画。
諸外国から日本は
『老人の輸出ではないか』
という批判を受けて頓挫したという経緯がある。
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