全電力を太陽光発電でまかなうコーチン国際空港から南インドの旅は始まった
スポンサーリンク
マレーシアのクアラルンプール国際空港から南インドのコーチン国際空港に到着したのは夜遅い22時40分だった。
コーチン国際空港は、小さいながらもすべての電気は太陽光発電でまかなっている。
インドは8割以上を石油輸入に依存していて、積極的に太陽光発電ひいては風力発電を推し進めている。
全電力を太陽光発電でまかなっている空港では世界初だという。
46,150枚ものソーラーパネルが使われているとのことだ。
機内から降りて空港内の通路を歩いていくと鼻の上から金で飾った大きな像の置物が出迎えてくれた。
入国手続きを済ませてスーツケースを受け取る。
まずは両替をしなければならない。
出口を出るとすぐに両替所が見つかった。
その窓口で両替をしたが、最悪のレート。
1万円を渡して5000INRしか戻ってこない。
※INR・・・インドルピー(この表現 “₹“ もありますが以後”INR”を使います)
この時のレートは1円=1.7582INRなので手数料をとられても、5,600INRくらいはきても良さそうなものである。
とにかく空港での両替は避けるべきだった。
やはりATMを探してカードで借りるのが一番いい。
空港からエルナクラムまで当初ウーバーを検討していたが、Wi-Fiがないので呼べない。
プリペイドタクシー会社がたくさん並んでいたので、何社か値段を聞いてそれで行くことにした。
窓口で900INRを支払ってタクシー乗り場に行くと深夜なのに電気が煌煌とついていてとても明るい。
深夜着を心配していたが、一気に不安が吹き飛んだ。
しかしながら、タクシーの運転手の気性が激しかった。
「ホテルに電話しろ」
という。
自分たちのスマホでは電話ができない旨を告げると、自分の電話を差し出してくる。
運転中に後ろを振り向いて何度も要求する。
「一回停めてくれ!」
と言ったが言うことを聞かない。
ホテル名と住所が書いた紙があったのでそれを渡した。
運転手が時々ぶつぶつ言ったりしたりするので不安感が広がる。
タクシードライバーはホテルの場所がわからないのか、途中リキシャの運転手に道を聞いていた。
また、道路工事のため素直に行けないのか迷っている様子で、どうにかホテルに着いたのは深夜の2時を過ぎていた。
深夜であったが、フロントでマネージャーらしき男性が受付をしてくれた。
ただ、蚊にさされても平然といった感じたんたんと受付作業をこなす。
若いボーイが2つのスーツケースを部屋に運んでくれてやっと安堵感が漂った。
ホテルは空調がきいていて清潔だった。
朝食はビュッフェ・スタイルでいろいろ種類が揃っていて味もまあまあ。
安宿だったので期待していなかったが、いい意味で期待を裏切られた。
早速、朝食を終えて街に出た。
初めてのインドなので、どこを見ても刺激的だ。
昨夜タクシーが道に迷っていたが、たしかに工事中で道が塞がれているところが多い。
その原因がメトロの工事であることを知り、目覚ましい経済発展を感じた。
そして、とにかく人が多い、リキシャが多い。
暑い地域なのでのんびりとした人々の生活を想像していた。
また、来る前にいろんな人から
『きたない。くさい。しつこい。』
と悪い印象ばかり植え付けられてきた。
しかしながら、それとはまったく逆だった。
人々はせわしなく動いていて日本と変わらないというのが第一印象だ。
サリーをきて名札を下げた女性、制服を着た女性ポリスなどを見かけ、多くの女性が職場進出しているという印象だ。
南インドで食べる本場のミールス(BTH)とアレッピーフィッシュカレー(グランドホテル)に感動
スポンサーリンク