『バリを抱きしめて 暮らして集めた伝統衣装』 武居郁子さんのギャラリートークを聞いてきた(横浜ユーラシア文化館)
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日経新聞の最後のページにバリ島のことが書いてあった。
それは『武居郁子さん』の記事だった。
バリに20年住んで、なかなか入手できない伝統衣装を展示しているとのことだ。
また、日本とインドネシアの国交樹立60周年記念および横浜ユーラシア文化館開館15周年記念として企画展示されたようだ。
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武居さんのギャラリートークが9月16日(日)午後2時からとHPに記載されていたので聞いてきた。
みなとみらい線「日本大通り駅」の3番出口を出てすぐに横浜ユーラシア会館がある。
ギャラリートークが始まる1時間半前には着いた。
企画展示は3階で実施されているのだが、1階フロア―にはバリの民族衣装があったり、ガムランの楽器(ガンサ)がおいてあったりで実際に体験できる。
自分もガンサを叩いてみたが、何か叩いている内にバリに舞い戻ったような不思議な感覚にとらわれた。
入場料の300円を払って展示会場に入った。
ギャラリートークが始まる1時間前には展示物を鑑賞しようと思ってきたが、ワンフロア―で広さもさほど広くなく時間がかかると思ってきたが、30分ほどで見終わってしまった。
そのため、今回の展示には関係のない2階と4階の展示物も見てきた。
そこは、横浜の紹介だが、常設展示になっているようで、何年も展示物を変えていない感じでこちらも15分程で見終わってしまった。
ギャラリートークが始まる10分前に会場に行くとたくさんの人だかりができていた。
多分200人前後の人が来ていたのではと思うほど盛況だった。
武居さんが登場するのを今か今かと待ち構えている感じだった。
本人が姿を現してトークが始まる。
トークが始まると同時に武居さんの目に涙があふれていた。
想像だが、やはりこれだけたくさんの衣装・アクセサリー等々集めるのに苦労されたこと、たくさんの方が来ていたことに感動されたのではと思った。
人の涙を見るとこちらも涙腺がゆるむ。
周りの方を見渡すと涙を拭いている方が何人かいた。
ギャラリートークは30分を予定していたが、実際に終わった時間を見ると一時間近くかかっていた。
知識があわれ、流れるようなトークに聞き入った。
展示物の詳細な説明を聞くことができて感動の時間を持つことができた。
ギャラリートークの意味が最初わからなかったが、展示物を紹介しながら、また説明しながら案内するという非常に有意義な内容だった。
最初は講演と間違えて座って聞くものと思っていたが、ギャラリートークは展示物を見ながら主催者が説明してくれるので見て聞いて分かりやすい。
こういった展示説明会であれば、今後も何回でも開催して欲しいと感じた。
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インドネシアの宗教は、ほとんどの地域がイスラム教なのに対して、バリ島だけがバリヒンズー教ということは記憶していた。
横浜ユーラシア文化館にきて、バリ島がオランダの植民地であったこと、そしてカースト制度が残っていることを初めて知った。
【武居郁子さん著書・編集】
バリ楽園紀行1997年12月(グラフ ィック社)
バリ伝統の美2001年7月(東方出版)
バリ島服飾文化図鑑2018年6月(亥辰舎)
【武居郁子さんプロフィール】
兵庫生まれ
バリ伝統衣装研究家
インドネシア語通訳講師
インドネシア伝統衣装着付け師(インドネシア国家資格を外国人で初めて取得・・・数年かけてバリ島各村に滞在調査を行い、各地の伝統衣装を収集)
バリベリーダンサー
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企画展示会
『バリを抱きしめて ~暮らして集めた伝統衣装~』
2018年7月14日(土)~9月24日(月)
横浜ユーラシア文化館
3階企画展示室
武居郁子(バリ伝統衣装研究家)
※この企画展の出陳資料の所蔵者であり特別協力者
展示点数約300点
スライドレクチャー(1時間半程度)&舞踊ワークショップ「バリダンスを踊ってみよう!(1時間程度)も実施された
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