南インド アレッピーで1泊のバックウォーターを体験 ボート名はアワーハウスボート(Our Houseboat)
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ウィリンドン島のカジノホテルから次に向かったのはアレッピー。
ホテル(カジノホテル)近くにタクシー乗り場があり、そこで交渉して行くことに。
迎えに来てくれた運転手はあごに大きなこぶをもった現地の方だった。
アレッピーの船着き場まで61Kmの距離が1,800INR(約3,200円)。
2車線の道路が、追い抜きのために時々3車線になる。
少しでも遅い車がいるとバスやトラックまでが追い抜きにかかる。
スリル満点の交通事情のドライブ。
自分達の車が追い抜きにかかると我々は前のめりになって状況を伺う。
道路のすぐ近くにお店や家があっても、ここは高速道路だという。
高速道路といいながらフェンスも無く、人が自由に横断できる。
なんとも刺激的な高速道路だ。
エアコンで車内は冷えていたが、それ以上に冷や冷やものだった。
船着き場に着くと多くの観光客がいて、また多くの船が並んでいてどれが自分たちの乗る船かわからない。
自分たちが予約したのはアワーハウスボート(Our Houseboat)。
タクシーの運転手が電話で連絡して乗船できたのは12時半近くだった。
バックウォーターの体験が今回のメインイベント。
13時頃に出港して翌日まで水郷地帯をゆったりと周遊する。
船内に宿泊し、翌朝11時頃に下船する1泊コース。
日帰り、1泊から連泊するコース、また乗合船だったり貸し切りだったりする。
今回は夫婦2人乗船で、スタッフが3人着くコースを選んだ。
自分達が選んだコースは、別名ハネムーンボートというらしい(笑)
ケララ料理が昼・夜・朝とつきダイニングテーブルで食事ができる。
スタッフ3人は1人がコック、2人が操舵者といったところ。
ベッドルーム完備で、シャワーも付いている。
宿泊時は途中の島に寄るのでエアコンも使える。
ただし、Wi-Fiが入らないが逆に俗世間から離れてのんびり船旅が味わえる。
とにかく船からの眺めが素晴らしい。
岸では人々が洗濯したり、自転車に乗っている人を見かけたりと生活感も感じられる。
その中でヤシの木々に包まれた中をゆったりと腰かけたりソファーに寝転んだりして景色を眺める。
スタッフも余計なことを話しかけてこない。
乗船してすぐに昼食の準備をしてくれる。
ライス、パパド、カレー、野菜炒め、魚の揚げ物、バナナ、ジュース。
どれをとっても美味しいものばかりだ。
船からの景色
夕方になると停泊のため島に寄った。
今回乗った船のアワーハウスボート(Our Houseboat)が所有する島だという。
そこをカヌーで一周してくれるという。
大きな船から小さな船(カヌー)に乗り換えて、また、のんびりとした船旅が始まる。
木々が生い茂り、鳥たちが鳴く中でゆっくりと進む。
花が水面に浮かんでいて、カヌーを漕ぐごとに水面に波がたつ。
誰も何もしゃべらないので静寂に包まれる。
これほど素晴らしい経験をしたことがない。
バックウォーターが人気の秘密だと感慨深く思った。
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約1時間でカヌーをおりると島を自由に歩いていいという。
ツリーハウスがあって、小道を抜けると花がたくさん咲いている広場に出る。
なんとも素晴らしい島だ。
夕食の準備ができていた。
暗闇の中、船のライトで食べる食事はなんとも言えない雰囲気のあるものだった。
やはりケララ料理。
ライス、カレー2種類、野菜炒めもの、パロタ等。
最後にコーヒーまで出してくれた。
スタッフはこの島で宿泊し、乗船者は船の中で泊まる。
船は家で電気を引いているのでベッドルームではエアコンも使える。
水辺なので蚊の心配をしたが、全く問題なかった。
翌朝は夜明けとともに目が覚める。
水面から太陽が昇る。
それをカメラに収めようと二人とも一生懸命だった。
朝食はパン、アッパム、スープ、卵焼き、ジュース、コーヒー。
朝から昼にかけての景色
時間が止まったような感覚を覚えた1日だった。
一生に1回はこんな旅をしていいなと思った。
下船の時、昨日別れたタクシーの運転手が迎えに来てくれていた。
アレッピーからトラヴァンドラムまでもお願いしていたからだ。
ケララ州の州都トリヴァンドラム(ティルヴァナンタプラム)はシヴァナーンダ・ヨーガ・アシュラムへ行く前後で宿泊した
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