南インドでヨガを体験 シヴァナーンダ・ヨーガ・アシュラムでの生活 その2
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サットサンガは、毎回瞑想(メディテーション)から始まる。
朝のサットサンガは、まだ真っ暗な中、お香が焚かれ幻想の中から一日が始まる。
瞑想が終わるとチャンティング(ディヤーナ・スローカ)。
SIVANANDA CHANT BOOKの中から歌を歌う。
その後ヨガにまつわる講義がある。
最後にスケジュール等連絡事項があって終わる。
夜のサットサンガも朝と同様、瞑想・歌に始まる。
今回参加した時期が、年末年始ということもあってイベントが目白押しだった。
武闘・音楽・舞踊を鑑賞させてくれる。
・ケララ・マーシャルアーツ
・シタール・タブラ等の演奏
・ケララ伝統舞踊
更にクリスマスのお祝いがあったり、ヨガ参加者のタレントショー(得意芸披露)もあって毎日飽きさせない。
こんなにイベントが目白押しなのは、やはり年末年始だからだろうと思う。
年末のカウントダウンの時、自分たちは参加しなかったが湖の近くに行ってキャンプファイヤーもやっていたようだ。
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また、サットサンガでは、朝と夜のサイレントウォークがあって参加した。
朝のサイレントウォークは、6:00に出発して約1時間かけて歩く。
ゆったりした歩きではなく、きびきびした歩きなのでついて行くのが精いっぱい。
目的地はニヤルダムのほとりで太陽が上がるのを瞑想して待つ。
太陽が湖面に映って素晴らしい眺めになる。
夜のサイレントウォークはもっと厳しいものだった。
真っ暗な中、隊列を組んで進む。
急峻な崖を手すりにつかまりながら登ったりして山の上のお寺で瞑想する。
そのかわりてっぺんにたどり着くと360°パノラマで周りをすべて見渡すことができ何とも言えない光景が広がる。
遠くにダムが見えたり、あちらこちらにかすかな光が見えたり、遠くから音楽が聞こえたり神秘な世界に放り込まれたような感覚に陥る。
帰りも大変だった。
途中道を間違えそうなところがあって、教えてもらわなかったら迷子になって朝まで野宿になりかねない(笑)
肝心のヨガだが、午前と午後の2時間アーサナの時に行う。
まずは呼吸法から入る。
指導員の方が
「ワンツー、ワンツー、ワンツー・・・」
と掛け声をかける。
これがだんだん速くなる。
お腹を引っ込めて呼吸するので腹筋も鍛えられそうだ。
この「ワンツー」が強烈に印象に残って、帰国しても何もなくても自然に鍛えている自分がいる(笑)。
太陽礼拝のポーズは毎日実施する。
そして毎日一つずつ12の基本のポーズを教えてもらう。
三角のポーズ
コブラのポーズ
バッタのポーズ
捻りのポーズ
前屈のポーズ
弓のポーズ
立ち前屈のポーズ
スキのポーズ
魚のポーズ
肩立のポーズ
カラスのポーズ
イルカのポーズ
日程によっては最初から順番に習えるが、自分たちの場合は途中から学ぶことになった。
最後に習ったのが倒立のポーズ(ヘッドスタンディング)とアームバランス。
これが、なかなか難しかった。
ヘッドスタンディングをやっていると思わず前に転がったりする。
瞬間的にだが何回かできるようになった。
妻の方は、既に習っていたのに簡単にすんなりとできていた。
さすが、全米ヨガアライアンスで講習を受けただけのことはある。
汗も最初はかかないが、終わる頃になると汗びっしょりという感じだ。
腰痛もちで体が硬い自分にできるかなと思ったが、自分のペースでやっていいし、強制が無いので気楽に参加できる。
途中休んで見ているだけでも何も言われない。
やりたい時にやればいいので本当にリラックスしてできる。
真剣にやるのは自由意志という思想が貫かれている。
初心者コースで物足りない人は、中級者・上級者向けも別の場所で実施しているし、不得意なポーズを習得したい人は、そういった時間も設けられている。
まさにヨガの聖地といった感じがする。
TTC(Teacher Training Course)のコースを修了した人は世界で4万人だというからすごい。
(2017年末)
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